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2007年 06月 15日
![]() 思い出の場所・・・なんてセンチメンタルな意味じゃない。 九段下から坂を登るとあの頃と同じ風の匂いがして、 急に忘れていたもの達が僕を追い越していく。 少し息をきらしながら早足になる。 今ではそこにアジャンタも無く、 その先の通いなれた校舎はいつのまにか新しく生まれ変わっていた。 それでもチャペルの鐘の音は鮮やかに胸に響いてくるし、 校庭に転がったサッカーボールは夕日を浴びながら、まるであの時僕が蹴ったままみたいだ。 佐野元春『Coyote』は、そんな情景に出会ったようなアルバムだ。 デビュー・アルバム『Back To The Street』、2nd『Heart Beat』から、 “スタイル・カウンシル”サウンド満載で兎に角カッコイイ『Cafe Bohemia』~ そして現在。 切ないヴォーカル、繊細で美しいメロディ、訴えかける歌詞、、、。 時を越えても、新しいエッセンスが加わっても、その底には決して変わらないものがある。 ハードな音は好みじゃないのに、佐野元春の曲なら気持ちよく聴けるのは何故だろう? ニューアルバム『Coyote』は、そんなロックしている「星の下 路の上」で幕を開ける。 「荒地のどこかで」「君が気高い孤独なら」は、個人的に嬉しくなってしまうタッチの素敵なミディアム・ナンバー。 「折れた翼」「呼吸」と続くバラードは相変わらず泣かせてくれる。 「夜空の果てまで」「コヨーテ、海へ」「黄金色の天使」・・・こんな素晴らしい曲がいっぱいで、、、アリガトウ。 僕は軽くドリブルし、シュートする。 革靴で蹴ったボールは、ゆっくりと弧を描くとゴールポストに当たりまた僕の方へと返ってきた。 シュートが下手くそなのは昔とちっとも変わっていない。 2007年 06月 13日
![]() 先週の北野武『監督・ばんざい!』に続いて、今週は松本人志『大日本人』を観た。 天才二人の作品を2週続けて観られるなんて三国一の幸せ者だな~、ボクちゃん。 錦糸町楽天地シネマ4は165席。 40人位の入りだったので、コーラとポップコーンを両サイドのホルダーに従えて、殿様気分でゆったりと観ることが出来た。 やはり若いお客さんが多く、私の年齢は上から4~5番目ってところか? 映画はインタビュー形式で進んで行く。 大佐藤を演じる松本人志の“間”は、TVと同じく独特で良い感じだ。 インタビュアーのキツイ質問にただ沈黙・・・って場面があったが、ここ、好きだ。 プロローグ、バス車中での「傘」についてのやり取りは、笑うほどのネタではないものの変な可笑しさがある。 その後で傘屋さんを覘く大佐藤と容赦ないインタビュアーにも、やはり同様の変な可笑しさがこみ上げてくる。 他の観客は誰も笑っていなかったけどさ。 そう、実はエンディングまで劇場内で一度も笑い声が上がらなかったのだ。 爆笑はおろか、クククッの忍び笑いさえない。 ~板尾演じる「匂ウノ獣」が、子供が障子を指で破くようにビルの窓ガラスを“パリン、パリン”と割る。~ ~ぶつぶつと小声で突っ込みを入れる大日本人。~ このお馬鹿なシーン、笑えないか? お~い、みんなちゃんと起きてるかぁ!? でも、確かにこれは「お笑い映画」ではナイ…と思った。 その代わり、妙に「シュールで可笑しい」ところがある映画なのだ。 きっと爆笑させるつもりなら別のタッチで撮っただろうから、これは違う楽しみ方をするべき映画かもネ。 ところで既に観た人達、感じなかった? 大佐藤が子供と会った場面~動物園でのシーン~あたりから、急にテンポ(編集)が良くならなかった? 前半~中盤と後半とではまるで違う人が編集をしているみたいだ。 これも意図的にそうしているのかもネ。 タッチも不思議な映画だが、その辺りも不思議。 松本人志はまた映画を撮るのだろうか? もし次も監督をするなら、脚本はもちろん編集も出来れば自分一人でやってくれると凄く嬉しいナ。 2007年 06月 07日
![]() 私は現在、月に5回以上書店に通い、毎回3~4冊の本を買い込んでいる。 ジャンルは色々。 小説もあればエッセイもある。 ただどうやら自分の好みはマイ・パートナーのそれとは重ならず、私が「絶対オススメ!」の本に彼女は見向きもしない。 その前に私に対しても見向きもしない。 でも私は時々彼女が買った本を盗み読みしたりする。 ついでに顔色も盗み見る。 その横顔と同様、本の方も妙に残酷で刺激的な内容ばかりだ。 こ・わ・ひ。。。 実は本を読まないフランス文学部の学生だった。 もちろんカミユだのル・クレジオだのは読んでいたが、授業がらみがほとんどじゃ面白さなんて解るはずもない。 ちなみにマイ・パートナーとは学生時代からのつきあいで、彼女はその頃から文学少女だった。 少女は成長すると、女性になるのではなく女王様になるってことに気づかなかったのは、、、読書が足りなかったからか? 大学を卒業した頃、やっとぽつぽつと自ら小説を読み出した。 まずは推理小説。 アガサ・クリスティとエラリー・クイーンは全て読破した。 アガサではポワロよりミス・マープルが好きだった。 エラリー・クイーンを読む時は、真剣に謎解きをしていた。 そこから今度は日本人作家のミステリーを読み出した。 今から十数年前の元旦、「今年の目標は読書!」と心に決めた。 その年、390冊の本を読んだ。 クィネル、ピーター・ラヴゼイ、アーサー・ヘイリー、ジェフリー・アーチャー、、、。 そして日本の小説も凄く面白いことを知った。 中島らも、景山民夫、清水義範、永倉万治、宮部みゆき、、、。 そんな中、ついにあの小説と出会ったのだ。 『ダック・コール』稲見一良 一話「望遠」で描かれた、若者が一瞬のその時に突き動かされた衝動から、六話「デコイとブンタ」の瑞々しく美しく力強いファンタジーまで。 六つの短編どれもが宝石のように輝いていた。 その後読んだ『セント・メリーのリボン』『猟犬探偵』『男は旗』・・・。 稲見一良の小説全てが私の宝になった。 もちろん今でもそれらは書棚の一番上の段に並んでいる。 だが悲しいことに、稲見一良の本がもう増えることは無い。 1994年、悲報を聞いた時は本当にショックだった。 今でも稲見一良の小説は書棚から取り出しては読み返している。 するとその感動が褪せるどころか深いものになっていて驚く。 稲見一良が本格的に小説を書き出したのは、肝臓癌が完治出来ないと分かった後だ。 男として、人間としての生き方のバイブルが、残してくれた全ての小説の中にある。 2007年 06月 07日
ボクちゃんのプライベート日記「秘密の花園」6月6日より
![]() 銀座テアトルシネマには行ったことがない。 でも行きゃ何とかなると車を飛ばしたが、あわわ、駐車場が見つからない。(汗) ぐーるぐるぐーるぐる同じ所を何度も回って目も回ってきた頃、路地裏にPの文字が。 良かった~、何とか時間に間に合った。 北野武監督『監督・ばんざい!』。 まずはカンヌで公開された3分の短編『素晴らしき休日』だ。 これ、良い。 クスリと笑わせながら、可笑しさと哀愁と愛しさが素敵にそして静かに同居していた。 ここで周りを見渡してみると、平日の午前ということもあってお客さんは4割程度の入り。 しかも年齢層が高い、、、というか様々だ。 60歳くらいの男性、50歳くらいの女性二人組み、仕事中の?サラリーマン、そして20代の若者達。 へぇ~、北野監督のファンは幅広いな。 でも確かに監督の映画って、大人になって初めて良さを味わえる部分も多いものね。 「ひょうきん族」よりも「たけしのオールナイトニッポン」で育った私は丁度真ん中世代って感じだ。 北野作品では『菊次郎の夏』『キッズ・リターン』『HANA-BI』が宝物の私は、コアな武ファンからすれば笑われる? でも北野武の感性は本当に大好きなんだ。 さて私よりも見事にお年を召した人達は、前評判が「くだらね~」のこの映画を果たして笑えるのだろうか?? そんなことを考えていると、いよいよ本編が始まった。 わははは、いきなりタケシ人形が~!? この人形、話が進むうちに妙な存在感が出てくる。 凄く重要なポジションになってくるから不思議。 まずは序章の、封印することになるギャング映画。 武と寺島進が久松組へ乗り込んで、相手とただ静かに向かい合うシーン。 ここでの沈黙の描き方でもうKOだ。 組の一人が爪を切っている。パチン、、、パチン、、、。 その音が、単なる沈黙を怖すぎるほど深い沈黙へと昇華させる。 こういうセンスが大好きなんだ。 続いて小津風映画へと進んで行くと、どんどん可笑しくなってくる。 映画全体を通して何か考えたくなる部分もいっぱいあるのだが、基本的にはお笑い映画。 「考えないで笑ってくれ」と監督も言っているし。 だから私も素直に楽しんで大笑いしていた。 そして実は「笑えるのだろうか?」と思っていた高齢のお客さん達がメチャメチャ受けていた。 特に昭和30年代の話「コールタールの力道山」は最高だ。 これだけで一本撮らないなんて何てもったいないのだろう。 駄菓子屋の婆さん、「これ落ちてたから拾った」と車に抱きつく爺さん、小汚いけど逞しく愛しい子供たち・・・。 一つ一つのエピソードが可笑しくて哀しくて、、、くだらなくて。 続きを観せてくれ! 出演者では江守徹が最高。 この大御所をこんな役柄にしちゃっていいのか? 良いのだ。 北野監督しか出来ないよなぁ、、、いやぁ、面白すぎる。 後半はまさに「くだらね~!」のギャグ連打で、こっちの頭も破壊された。 う~ん、「くだらね~」が褒め言葉なのかも知れないが、敢えて言う。やっぱり北野武って凄いよ。 観終わって「あはは、面白かった」だけじゃない。 何だか映画5~6本分の満足感がある。 きっとそれぞれの完成度がみんな高いんだ。 久しぶりに凄い“映画”を楽しんだ、私の素晴らしき休日。 2007年 06月 07日
ボクちゃんのプライベート日記「秘密の花園」5月31日より
北野武の『コマネチ大学数学科』というTV番組がある。 これ、とんでもない番組で大好きだ。 理数系の高校生や大学生ならもしかしたら解けるかも?的な問題に、天才・武、東大の美女2人組み、そして体力で答えを導く軍団とで取り組む。 インドのラマヌジャンという天才数学者の話。 「ハキミの定理」などという文学部出身の私には聞いたことも無い法則を使った問題。 などなど、普通ならTVで放送しないだろ!?の楽しい30分だ。 答えの出し方に直感的な閃きが流石の武と、真面目に綺麗な公式を使う東大生美女。 どちらも凄い。 最近は理数系の美女が多いね。 頭の良い女性が好きだ。 オレの家庭教師になってくれ。 2007年 06月 07日
ボクちゃんのプライベート日記「秘密の花園」5月23日より
松本人志の初監督作品「大日本人」がカンヌで上映された。 これ、けなしたり批判したりするとブログが大繁盛するらしい。(苦笑) えっ、繁盛じゃなくて炎上だ? はは、マニアがいてくれるって凄いな。 感性が人それぞれなのは当然だ。 ただし作品レビューは、その人のセンスを露呈してしまうことも覚悟して書かないと。 で、褒めてない人に向かってファンがまた攻撃するわけだ。 信者がよく使う恥ずかしい発言。 ☆お笑いを解らない奴が書くな。 ☆理解出来ないのはお前のレベルが低いからだ。 ☆素人のくせに評論家気取りはやめろ。 あわわわ・・・。 でもさ、そんなこと書いてる人達も他のジャンルでは評論家気取りだったりして。 ここのラーメンは麺がアカン、このクリームは甘みが強すぎる・・・。 それは別にかまわないのか??? 「大日本人」、実際はどうなのだろう? 我が大日本のマスコミによるカンヌレポートはもちろん半分しか信じられない。 大賞賛!って煽ってるわりに、上映後の様子を見ると必死に拍手してたのは関係者っぽい日本人ばかりだったり。 今日になると、カンヌの批評家達に「松本は監督としての才能がない」と言われたとかニュースになっているし。 でも北野武は会見で「松本は才能がある!」って言っていたね。 結局は興味があるなら実際に観てみるしかない。 ところで松本人志といえば、TVの「すべらない話」は面白い。 松本人志も笑えるが、出演者の中では千原ジュニアの笑いのセンスがズバ抜けている。 話の展開の仕方は、今日本でジュニアが一番面白いかも。 さて「大日本人」の日本での一般公開は6月らしい。 北野武監督の「監督・ばんざい!」も同日公開?なの?? こちらはカンヌで絶賛されていた3分の短編「素晴らしき休日」も一緒に観られるということだが。 「大日本人」と 「監督・ばんざい!」、悩むのはどちらを観るか?ではなく、どちらを先に観るか、だ。 2007年 03月 01日
![]() うわっ、もう3月か~!? 実は2月にもう一本ライヴを観に行っていたので、記録しておこうっと。 2月21日、友人と2人でブルーノート東京へ。 フローラ・プリム&アイアート・モレイラのライヴだ。 何だか雑用で疲れ&ストレスが溜まりまくりの最近なので、気分転換の期待も込めていそいそと。 本当はもう一人来るはずだった。 でも彼は遠くの温泉地へ急遽お出かけの予定が入ったらしい。 誰と?綺麗なオネエちゃんとか??こんにゃろめ。 それともストレス解消に音楽より温泉を選んだか? ま、実際は仕事かも。ははは。カワイソ。 アイアート・モレイラは、チック・コリアのステージの時にパーカッションを叩いていた陽気なおじさん。 知ってる人にはかなりの大物みたいだ。 AOR好きな私にはちょっとジャンルが違うけれど、ブラジル音楽好きでもある私なのでちょこっと重なる部分もある。 モレイラは今回ドラムに専念していたが、それでも陽気なパワーは健在だった。 そして時には繊細に、風のように、日差しのように、自然なリズムを奏でていた。 フローラ・プリムはモレイラの奥さんで、サンバをボサノバっぽい声で歌う。 若い頃はもっともっと声量があって、高音もそれは見事なステージだった。。。と詳しいNが言っていた。 ブルーノートの解説を読んだら「6オクターブをカバーする歌唱力」とあった。 なるほど、昔は凄かったのだろうなぁ。。。 でも若い頃はおろか“フローラ・プリム初体験”の私には、ただただ渋く落ち着いたヴォーカルが心に染み入った。 パーカッション&ヴォーカルはクリシュナ・ブッカーという巨漢の青年で、一番汗だくになりながら熱演していた。 ヒップ・ホップもこなすこの人のおかげで若さプラスされた。 そのせいばかりじゃないけれど、チック・コリアが主役の時とはやはり音楽性が微妙に違う。 リズムが主役になる。ブラジル色が濃い。ヴォーカルで聴かせる。。。 その中でも、特にリズム・・・もちろんドラムやパーカッション、果ては手拍子で楽しんじゃおう♪というところはモレイラならでは。 はは、何だか私もモレイラ通になってきたぞ。 さて明日も仕事なので、日付けが変わる前にブルーノートを後にする。 骨董通りに吹く風は冬の冷たさからはほど遠く、今が2月とは思えない。 アイアート・モレイラが熱さを運んできたのかな♪ 2007年 02月 15日
![]() バレンタインデー、チョコあげましたか? 殿方はしっかりチョコいただきましたか? くれぐれもホワイトデーにはお返しを忘れないように。 どうやら世間の常識では3倍返しらしいですからネ。。。とほほ。 で、私のバレンタインデーはコットンクラブへGO~! 友人のNから誘われて、今夜はジプシー・キングス(正確にはCHICO & THE GYPSIES)のライヴへ行くのだ。 実は夕方まで、会場から目と鼻の先にある顧問弁護士のところで打ち合わせをしていた。 一服もせずに一度店へ戻り、マイ・パートナー様と一緒にまた丸の内まで・・・チャップリンの早回し状態だぁ。。。ぜ~ぜ~。 ライヴ、疲れきって眠っちゃったらどうしよ、私。 コットンクラブへ行くのは初めてで、どんな場所かちょっと楽しみ。 何事も初体験はワクワクするものだ。 中へ入ると、、、おおっ、素敵♪ ブルーノートより席数は少ないが、ゆったりした作りでなかなか洒落ている。 どこからでも観やすそうだ。 ![]() Nは贅沢に4人用のボックス席を予約してくれていた。NとKと私とマイ・パートナー様。 バレンタインに男4人じゃ悲しすぎるから、、、ってワケじゃないけど、マイ・パートナー様に来て貰ってホント良かった。 まわりは案の定カップルだらけ。 いや、男2人で来てる人も見つけた。 「あれは絶対ホ○だ」「さっきそうっとチョコ渡してた」「オレなんかキスしてるの見たぞ」 アホな嘘ばっかり言っていると、美形のオネエサンがオーダーをとりに来た。 オリジナルのカクテルとつまみを数品注文する。 「カクテルでしたら本日バレンタインのスペシャルカクテルが御座いますが?」 な~んて可愛くニコッとされたら、思わずそれをお願いしちゃうじゃないの。 ![]() おまけに「皆さん一緒の写真撮りましょうか?」「え!?じゃじゃお願いします」ってすっかりおのぼりさんだわ~。 ん?それより写真OKなの? OKなんですって!びっくり。 しかも今夜はフラッシュ無しならステージも写真撮影OKなんですって!? へ~、凄いぞTHE GYPSIES! 何て太っ腹なんだ~! 拍手とともに登場したヴォーカルさんは本当に太っ腹だった。 メタボリックなんて何のその。 あの声量はこの腹があってこそ。 何という迫力!あのこぶし回しは健在だ。 ギターの息もぴったりで、コーラスもばっちり。 ![]() 中盤からは皆さんスタンディングで手拍子足拍子、中には踊りまくってる人もいて「オーレー♪」の大合唱。 「ジョビ・ジョバ」「バンボレオ」「マイ・ウェイ」そしてCMでもお馴染み「ボラーレ」。 終盤はもう大盛り上がりで、時間もかなり長めのステージになったようだ。 ~眠っちゃったらどうしよ~なんて、どこかに飛んでった。疲れも飛んでった。 AORからはかけ離れてるけれど、大満足のステージだった。 でも一番印象に残ったのは、無理やり連れてきたマイ・パートナー様の「あたし、これ大好き!」のお言葉。 楽しいバレンタインデー、良かった良かった♪ 2007年 01月 12日
![]() 毎年のことなのだが、この時期は新年会続きなのだ。 この三日間で二つの会を乗り越えて、あと三回がすぐ近くに迫っている。 2月も含めれば、遅い賀詞交換会やら総会やらがまだまだ続いていく。 嬉しいような辛いような。。。 これじゃ、気がつくと忘年会の季節になっているんじゃないかぁ??たはは。(汗) 仕事や店絡みの会、個人的な会、、、と、会にも色々あるように、その会場や規模だって様々だ。 その中で必ず料亭で新年初顔合わせをする会がある。 そうなると当然芸者さんが入り、踊りや時には獅子舞などで華やかな3時間となる。 獅子舞の時に獅子の口に入れる新券の千円札は忘れちゃいけない。 まだ料亭にも慣れていない若い頃、千円札の手持ちが無くて隣の人に借りた苦い経験がある。。。恥ずかし。 それ以来、獅子舞があるか無いかは別として必ず新券を用意するようになった。 ついでに今ではポチ袋も常に上着の内ポケットに入れてある。 そうそう使うことは無いのだけれど、まぁお守りみたいなものだ。 今回は予想通り獅子舞が賑やかにやってきたので、パクッと景気良く折り目の無い千円札を食べて貰う。 お返しに五円玉の付いた鈴が獅子の口から出てくる。 両手で見事にキャッチ。 手を開いて見てみると、、、その硬貨は新しく見事に光っているのだった。 新年、おめでとうございます。 2006年 12月 16日
以前にも書いたが、私は数学の香りがする本が好きだ。
あくまで“香りが…”だけど。 コインを投げる。 表が出る確率は? 50%だ。 コインを4回投げる。 そのうち表が2回出る確率は? ・・・・。 そんな話をはさみながら、予知能力、ラプラスの魔、、、なんてワクワクするキーワードで展開される小説が 『数学的にありえない・上下巻』アダム・ファウアー(著)。 ![]() 「ノンストップ・サスペンス」と銘打っているとおり、是非とも映画化して欲しくなるような小説だ。 主人公役はケビン・スペイシーあたりでどうだろ? 今や賭け事にどっぷりつかりボロボロになっている、統計学の天才学者だったケイン。 上巻途中までは、頼りない主人公や確率だの量子物理学だのの話で、「ノンストップ」というより入り組んだ路地を歩かされているようだった。 ところが!ケインが双子の兄や、特に女性工作員ナヴァと関わりだしてからのサスペンス&アクションは、まさにスリル満点ジェットコースター気分。 ケインは頭脳だけでなく、肉体も精神もどんどん逞しくなっていく。 物語全体が知的な要素にも溢れていて、何とも新鮮な面白さだった。 ちなみに先ほどの“表が4回のうち2回出る確率”は50%・・・ではなく、37.5%。 考え方はこうだ。 4回とも表は1通り。 4回とも裏は1通り。 3回表は4通り。 3回裏は4通り。 2回表(裏)は6通り。 つまり16通りのうち6通りなので、6÷16=0.375。 答え:37.5%。 私は思わずくるっと回って指パッチンしたけれど、理数系の人には「あったりまえ!」なのかな?? 実はこれと全く同じ例題と、偶然にもこの小説を読んだ直後に別の本でも出くわしたのだ。 『サムライの刀はどうして折れない?(数の世界を楽しむ)』アンナ・チェラゾーリ著。 ![]() こちらは小説ではなく、数学を小・中学生にも理解出来るように身近なものを例にとり、楽しく解説(お話)している本だ。 なのでこの問題に対しても、美味しそうなクッキーと“パスカルの三角形”を使い、もう少し深く掘り下げている。 『数学的にありえない』では“全部で16通り”を「表、裏、表、裏…」とケインが学生に説明しながら数えさせていたが、“パスカルの三角形”で考えると2の4乗で簡単に答えが出る。 この2冊、合わせて読むと余計に楽しい。 さて世界中で私と同様この2冊とも読んでいる人がいる確率は??? うむむ、、、フランス文学部出身の私には奥が深いぞ、数学! 2006年 05月 24日
流行に乗っているようでイヤなのだが、デートがてらに観ましたよ『ダ・ヴィンチ・コード』。混雑は避けたかったので朝一回目の上映へ。 プログラムを買おうとしたら、、、無い!?な、何で!? いきなり入荷が間に合わないなんて。。。 ミステリー。 劇場に入ると、いや~、それにしても凄い客層だ。 お爺ちゃんお婆ちゃん、ぺちゃくちゃガサゴソ主婦仲間、、、。 普段映画なんか観ないような人種もいっぱい。 ま、私らも平日朝にふらふらしてる変なカップルか。 ミステリー。 そんなカオスの中で係りのお姉さんが訊く。「え~、寒い方、いらっしゃいますかぁ?」 どこかでたった一人が「はい」と手を上げたらしい。 「はーい、わかりましたぁ」 えっ!?ウソ!全然寒くなんかないよぉ!?たった一人のために。。。(涙) ミステリー。 さて、小説の序章通りに映画が始まった。なかなか良いテンポだ。 トム・ハンクスは好みの役者だし、ロン・ハワード監督も『ビューティフル・マインド』のタッチは大好きだったので期待大。 フィボナッチだの暗号だのも好きなジャンルなのでワクワク。。。なのだが、何とも中途半端じゃないの。 どれもこれも言葉(台詞)として出てくるだけで、主人公達が勝手に解いていっちゃう。 オレらにも納得させてくれ~。フィボナッチ!(涙) 登場人物の設定も「あいつがこうしてこうなんだろうな」があまりにも解りやすくて、そこにはミステリーの要素は少ない。 結局キリストの末裔が存在するしないが大問題なワケで、受け手がそこに衝撃が無いとただの緩いミステリー&サスペンス映画になってしまう。 うむむ、日本人にはどうなんだろ? 私は小~高校までカトリック系の学校だったので、聖書やらお祈りやらは日々経験してきた。 おかげでこの映画の理屈はわかる。 でもキリスト教信者ではないので、「だからどうした」の感は強い。 おまけに段々暑くなってきた。。。やっぱり温度設定上げたな。くそっ。 と思っていたら映画が終了した。 とにかく日本でのブームがよくワカランチン。 ミステリー。 エンディング・ロールが流れ出す。 その昔『XYZマーダーズ』のエンディング・ロール後のオチ映像を見逃してから、最後まで席を立たない習慣が出来ている。 そして今回も最大のミステリーをそこで体感出来たのだった。 ~翻訳:戸田奈津子~ どっひゃ~!やっぱり戸田奈津子! いったい何歳なんだ戸田奈津子! 子供の頃から洋画を観ると必ず出てくる戸田奈津子! す、凄い、凄すぎる!あなたは神か! まさにミステリー。 結局「戸田奈津子」に妙に感動しながら映画館を後にしたのだった。 フィボナッチより戸田ナッチ。 2005年 11月 19日
うわっ、、、ま、まぶしい...。
ホテルの会場へ入ると、妙に眩しかったのはシャンデリアのせいばかりじゃなかった。 先日、頭の輝いてる方たちが主催した某会へ招待された。 出席者は住職さんが半分、私のような店や会社関係のご招待が半分。 同じ区内の人がほとんどなので知った顔も沢山あった。 そんな中、しっかり葬儀社の社長がいたのには笑った。 そりゃ一番関係深いもんネ。 南無阿弥陀仏。。。。のワリには、綺麗なコンパニオンのお姉さま方が現れてお酌してくれるので、紹興酒が進んでしまったではないか。 いや、まぁ、嬉しいのだけどさ。(笑) その会の余興に、若いイケ面二人組のミュージシャンが呼ばれていた。 “AEKA”というこのバンド、尺八とギターだけでボサノバからスタンダードにオリジナル・・・と、洒落た音を聴かせてくれる。 ![]() 恐らくこの私が若い方から2~3番目という客層なので、この手の曲がどこまでウケているか分からない。 「煙が目にしみる」や「アローン・アゲイン」も演奏していたので、ちょこっとでも音楽好きなら嬉しくなっちゃうずなのだけど。 「CDも発売していま~す」と、宣伝していたので間の時間に購入しに行き、お二人と少し話が出来た。 ボサノバにはよくフルートが使われる。 そういえばマイ・HPにUPしている私のオリジナル曲「AGORA」にもフルートを入れてある。 尺八の音色はそれに近いので、自然とボサノバ調の曲にフィットするという。 なるほど、、、プラス不思議な情緒も加わってとても良い感じだったぞ。 オリジナリティってとても大事。 ってなワケで地味会を覚悟だった集まりが、思いもよらず楽しく過ごせたのだった。 ちなみに持参されたCDは見事に完売だったそう。 皆さんかなり気に入られたようで、良かったネ♪ 『AEKA』 ![]() スティーヴィー・ワンダー「0verjoyed」をオープニングにするなんて良いセンス。いいなこれ♪ 2曲目、ジョビン「想いあふれて」を聴くと、ボサノバに尺八、焼き鳥に柚子こしょう、って感じで相性の良さが良くわかる。 続いてジェローム・カーン「煙が目にしみる」…と名曲の連打!あんた達は今年のロッテ打線か~。 4曲目、スタンダード…だっけ?と思ったらオリジナル曲「シベール」だって。うわ、耳に残るメロを書くなぁ。。。 オリジナルはあと2曲あるのだけれど、これだけの有名曲の中にあって違和感なく聴けるなんて大したもんだ。 会の時は「インデアン・サマー」(タイトル違ってたらゴメン」など、このアルバムに入っていないオリジナルも演奏していたので、きっと隠し玉はいっぱいあるのだろうネ。 私の大好きなG・オサリバン「アローン・アゲイン」や、ビートルズ「ヒア・ゼア・アンド・エブリウェア」なども独自なアレンジで聴かせてくれている。 全15曲、素敵な音楽をアリガトウ! こんな音楽との出会い方もあるんだネ。 何だか楽しい♪ 2005年 11月 18日
ヘアー解禁、鮎解禁、ちょっと違うぞ菅井きん。
ってことで、17日はボジョレー・ヌーボーの解禁日。 いやね、私としては別に解禁日にいただいて「どうだい!」って気持ちはないのだが、この日に合わせて会があったワケなのよ。 …な~んていやらしくブログに書いてる自分が、、、好き。(笑) つい最近、三越前に新本店舗がオープンした某店にて行われた会。 ![]() フォアグラのポアレ、真鯛の海老すり煮詰め、仔羊のロティ、フルーツ、、、というコース料理に飲み放題のボジョレー・ヌーボー。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 今年は、最高に出来が良かったと言われている2003年以上の出来だったそう。 う~ん、美味い!・・・のかどうだか良く解らない私に飲まれたワインは可哀そう。。。(汗) でもグイグイとすすんでしまったので、きっと美味かったに違いない。 店の人が色々と説明してくれたのだが、聞き取れなくてよくワカランチンだったのだ。 何しろワインと言えばアンジューやマテウスばかり飲んでいる私なので、音楽ほどには自分の言葉で語れないのだわいん。(汗) ヌーボー(NOUVEAU)はもちろんフランス語で、“新しい”という意味。 そこで、ミュージック・ヌーボーについての話へ強引に変えるぞ。 マイケル・ブーブレ『マイケル・ブーブレ』 ![]() “デヴィッド・フォスターがプロデュース”と書かれていたので購入してみたアルバム。 聴いてみたら、あらま、AORでなくてスタンダード中心のジャジーな内容だったのね。 もっともボビー・コールドウェルだってボズ・スキャッグスだって同系のアルバムを出しているし、全然ビックリはしない。 AORとスタンダード、ジャズ、、、は、かなりの部分でリンクしているのだ。 さてこのマイケル君、同じマイケル同士だからというワケでもないだろうが、ジョージ・マイケル「キッシング・ア・フール」もカバーしている。 他にもビージーズやクイーンなどの曲が、フランク・シナトラの曲と並んで選曲されていて楽しい。 もちろん違和感などまるでない。 どれもがリラックスしたヴォーカルで気持ちよく聴ける。 丁度今夜のボジョレー・ヌーボーが、深みはまだまだだけれどそっと舌で遊ばせると…ほのかなコクが楽しめた感じと似ている。 マイケル・ブーブレ、、、ブーブレ・ヌーボー。。。。うぅ、ちょっと苦しいか。(笑) 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 マイケル・ブーブレとボジョレーとで無理やり話を繋げたように思えるかも知れないが、それほどいい加減でもナイのだ。 ボジョレー・ヌーボーは若いワインなので、「重みがなくてジュースみたい」と言う人もいる。 でも私達がいただいたボジョレー・ヌーボーは、樽入りから直接注いでくれたものだ。 瓶詰めワインとは微妙に味が違う!・・・らしい。 しかも、ろ過していない分だけ濁りは残るがコクは出ている!・・・らしい。 途中から瓶詰めワインに変えたのだが、そんな話を先に聞いていたせいか皆さん「うむ、確かに違うぞ。。。なんだか、こう、、、違うな」と目が泳ぎながら言っていた。 もちろん私も「んだ、んだ」と頷いておいた。 2005年 07月 31日
8月3日に発売のNO PLANのミニアルバム『SUMMER PLAN』。
![]() 何故発売前に手元にあるかというと、サンプル盤だから。 実は私、この中の一曲にほんの少しだけ協力させて貰っている。 いや、別に曲を作っているとかそういうことではナイ。 とにかく何気なく関わっているので、レコード会社のMさんが送ってくれたのだ。 ![]() NO PLAN に限らず、最近はお笑い系の人たちがよくCDを出している。 歌の上手い人が多いものネ。 「笑いの金メダル」でも時々カラオケ歌わせたりしているけれど、聴いていてビックリするほどだ。 作曲までこなしてしまう芸人さんもいるし。。。 本職の歌手の人たちもたまったもんじゃないだろうなぁ。(苦笑) ま、歌手の皆さん、お笑い芸人さんに負けないように頑張ってくらはいネ~♪ 2005年 07月 25日
「皆さ~ん、酔いやすい人がいるかも知れませんが、大丈夫!このバスに乗って酔った人は今まで一人もいませんから~!」
子供の頃、こんなバカチンなことを嬉しそうに話すガイドさんがいた。 酔わない!って暗示にかけようって魂胆のだろうが、もう~、なんにも解ってないんだからぁ。 酔う…って言葉を出してはいけないのだ。 その言葉で酔ってしまうのだわ。 あっ、今書いてるだけで気持悪くなってきた。。。(涙) 「色々あったしぃ、、、お風呂にゆっくりつかってリラックスしてきたら?」 「そだな…」 う~ん、、、リラックスするのだぁぁ、リラックスリラックスリラックスリラックス! 気がつくと、湯の中で両掌をギュッと握り締めている。 私のリラックスは力が入って実に・・・疲れる。(汗) そんな私なので、時になかなか眠れない夜がある。 無駄に色々考えてしまう。 逆にいつでもどこでも爆睡出来るマイ・パートナーを見ていると、時々無性に腹が立ってくる。 そこである晩、枕元のミニ・コンポで落語を流してみた。 これが凄く良い!cafeちゃんナイスチョイス♪ 上手い噺家さんだと、どんどん話に引き込まれて余計なことは考えなくなる。 特にお気に入りは五代目志ん生。 ![]() 「火焔太鼓」「替り目」「らくだ」「風呂敷」「抜け雀」・・・ 全盛期から晩年まで、どれも違った味がありどれもが素晴らしい。 特に晩年などは「ね、寝てるのかぁ~!?志ん生~!」と思うほど話にえらい間があったりして、でもそれが全然イヤじゃない。 イヤじゃないどころか心地良い。凄い! まさに“名人芸”とはこのことだ。 ![]() 本題に入る前のそれぞれの“まくら”がまた面白い。 何十年経った今でも十分過ぎるほど通用する爆笑話なのだ。 笑いの本質って不変なんだなぁ。 ![]() そんな志ん生のおかげで最近は「ふひゃひゃひゃ」と笑いながら眠ることが出来る。 しあわせ~♪ 手元にある志ん生のCDは、既に30枚以上になっている。 一枚に2~3の演目が収録されているので、かなりの話を聞いていることになる。 しかも繰り返し聞いていても飽きないので、暗記してしまったフレーズもあるほどだ。 ![]() ところが! あまりに楽しく気持ち良いので、、、落語の“落ち”の前に自分が眠りに落ちてしまうのだったぁ!(涙) “落ち”を知らない落語・・・一体いくつあることだろう。とほほ。 ところでウチの娘。 親に似て音楽が大好きだ。 いつも好きなCDを流しながら布団に入る。 その娘が先日しみじみと言っていた。 「あたしさぁ、アルバムの最後の曲って聴いたことないのよ~、グッスン」 あぁぁぁ、、、娘よ、お前もかぁ!?(涙)
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